自宅のネットワーク、最適化されてるかな?
回線業者変えようかな?
もっとお得な回線業者ないかな?
今当たり前に使っているインターネット回線ってどういう仕組み?
などなど、家でインターネットを使うことについての様々な疑問をここで解消してもらえたらと思っています。
まず最初にすべきは詳しい人と同じ言語(専門用語)が使える・知っているということです。(できる範囲で良いのですが)
この利点は、何と言っても今の自分の問題点を明らかにすることができて、それを誰かに相談する(調べる)ことができて、解決への時間を短縮できることです。
なので今回は自宅のネットワーク環境に関わる用語を見ていこうと思います。
1.回線事業者
インターネットに接続するための光ファイバーやADSLなどの回線を提供する事業者のことです。
ISPと混同しやすいのですが、ハード面を提供するのが回線事業者、ソフト面を提供するのがISPとすると分かりやすいと思います。
基本的には、この2つとの契約が必要です。
2.ISP (アイ エス ピー)
Internet Service Providerの略でインターネット接続事業者と訳されます。
その名の通りインターネットに接続してくれる事業者で、ここと契約を結ぶことでインターネット環境を自宅へ引くことができます。
3.光コラボ
NTT東・西がプロバイダーや携帯キャリアなどの事業者に対して光回線を卸販売をしてそれを利用したサービスモデルのことを光コラボレーションモデルといいます。
この光コラボを利用したプランにすれば、1つの契約でインターネットを繋ぐことができるようになります。
4.Wi-Fi (ワイファイ)
無線LANに関する商標登録です。
WiFi Allianceという業界団体によって国際標準規格であるIEEE 802.11規格を利用したデバイス間の相互接続を認められたことを示す名称のことです。
要は、無線で機器を繋ぐための規格のことです。
無線での接続が普及した当初はメーカーごとに無線での接続の規格が違い使いにくかったことからこの規格が生まれました。
様々なメーカーがこの同じ規格を使うことで接続がスムーズになりました。
5.IEEE 802.11(アイトリプルイー はちまるに てん いちいち)
無線LAN関連規格のひとつ。
後に続くアルファベットによって色々な種類がある。
規格 | 策定時期 | 周波数帯 | 公称最大速度 |
IEEE802.11 | 1997年6月 | 2.4-2.5GHz | 2Mbps |
IEEE802.11a | 1999年10月 | 5.15-5.35GHz | 54Mbps |
5.47-5.725GHz | |||
IEEE802.11n | 2009年9月 | 2.4-2.5GHz | 65-600Mbps |
5.15-5.35GHz | |||
5.47-5.725GHz | |||
IEEE802.11ac | 2014年1月 | 5.15-5.35GHz | 292.5Mbps-6.93Gbps |
5.47-5.725GHz | |||
IEEE802.11ax | 2021年2月 | 9.6Gbps |
6.周波数帯
主に2.4GHzと5GHz帯の2種類があります。
2.4GHzのメリット
障害物に強い
安価
2.4GHzのデメリット
電波の干渉が起きやすい
5GHzのメリット
2.4GHzに比べ通信速度が速い
電波の干渉を受けにくい
5GHzのデメリット
障害物に弱い
高価
7.有線LAN
機器間を有線で接続して通信を行うことです。
規格 | 転送レート | 信号帯域幅 | 対応ケーブル |
100BASE-TX | 100Mbps | 31.25MHz | CAT.5 |
1000BASE-T | 1Gbps | 62.5MHz | CAT.5 |
2.5GBASE-T | 2.5Gbps | 100MHz | CAT.5e |
5GBASE-T | 5Gbps | 200MHz | CAT.6 |
10GBASE-T | 10Gbps | 400MHz | CAT.6A/CAT.7 |
25GBASE-T | 25Gbps | 1,000MHz | CAT.8 |
40GBASE-T | 40Gbps | 1,600MHz | CAT.8 |
8.Mbps(メガビットパーセコンド)
通信の速さを表す単位。
大文字の部分はK(キロ)、M(メガ)、G(ギガ)と大きくなるにつれ早くなります。
9.ルーター
一つのインターネット回線を複数の機器で使用するための装置。
いろいろな機器のネットワークのルート(経路)を整理してくれる”ルーター”と覚えましょう。
10.無線LAN (ワイヤレスLAN)
無線で通信を行うこと。
LANとはLocal Area Networkの略で限られた範囲で相互につながっているネットワークのことです。
11.モデム
デジタル信号とアナログ信号を変換する装置。
回線契約時に事業者から無料でレンタルされます。
12.ONU (Optical Network Unit)
光回線終端装置と訳される光信号とデジタル信号を変換する装置。
回線契約時に事業者から無料でレンタルされます。
13.ポケットWi-Fi
正式にはモバイルWi-Fiルータといい、小型で持ち運びができるWi-Fi通信端末のことです。
14.上り・下り
インターネット回線のデータの流れる方向のことです。
「上り」とはアップデートのことでメールの送信やSNSなどへの投稿にかかわります。
「下り」とはダウンロードのことでメールの受信、SNSやWebの閲覧、動画やアプリのダウンロードにかかわります。
なのでインターネットの速度で重視すべきは下りの最大速度、ということになります。
まとめ
今回紹介した用語は、
1.回線事業者
2.ISP
3.光コラボ
4.Wi-Fi
5.IEEE 802.11
6.周波数帯
7.有線LAN
8.Mbps
9.ルーター
10.無線LAN
11.モデム
12.ONU
13.ポケットWi-Fi
14.上り・下り
でした。
それぞれ読み方と意味はバッチリですか?
この単語がわかっていれば詳しい人に質問したり、調べたりするのがとてもスムーズになるはずです。
ブックマークして単語帳代わりに使うのもアリです。
効率よく、使いやすいように使っていただけると幸いです。
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